2018年に公開されたアニメ映画「君の膵臓をたべたい」のネタバレを紹介していきたいと思います。
この映画タイトルの通り、膵臓の病気なのかな?と連想しやすいと思います。
この映画は若い高校生の恋愛のように、どんどん心の距離を縮めていくさまが描かれています。
しかし、それだけでなく、そこには“病気”という存在があります。
しかも膵臓の病気となると、そう長く生き続けられるわけでもない・・・。
残された時間をどのように過ごすのか、支え合っていけるのか・・・そんなちょっと切ない映画でもあるのですが、そんな純粋なだけでは終わらなかったんです。
そんな「君の膵臓をたべたい」の結末のネタバレについて紹介していきたいと思います。
目次を覗く
「君の膵臓をたべたい」のネタバレ一覧
この記事でポイントとなるネタバレをまとめました。
下記項目の気になるところから読んでくださいませ。
「君の膵臓をたべたい」の登場人物
「僕」/志賀春樹
声:高杉真宙
山内桜良
声:Lynn
滝本恭子
声:藤井ゆきよ
隆弘
声:内田雄馬
ガム君
声:福島潤
「僕」の母
声:田中敦子
「僕」の父
声:三木眞一郎
桜良の母
声:和久井映見
「君の膵臓をたべたい」のあらすじ
「君の膵臓をたべたい」・・・主人公である「僕」が病院で偶然拾った1冊の「共病文庫」というタイトルの文庫本。
それは「僕」のクラスメイトである山内桜良(やまうち さくら)が綴っていた秘密の日記帳であり、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが記されていた。
「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。
「山内桜良の死ぬ前にやりたいこと」に付き合うことにより、「僕」、桜良という正反対の性格の2人が、互いに自分には欠けている部分にそれぞれ憧れを持ち、次第に心を通わせていきながら成長していく。
そして「僕」は「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意。
桜良は、恋人や友人を必要としない「僕」が、初めて関わり合いを持ちたい人に自分を選んでくれたことにより「初めて私自身として必要とされている、初めて私が、たった一人の私であると思えた」と感じていく。
しかし、余命を全うすることなく、4週間の入院治療から解放されたその日に桜良は通り魔に刺されて亡くなってしまう。
「君の膵臓をたべたい」のネタバレ
何となく分かると思いますが、ヒロインはラストに死んでしまいます。
しかし、死に方は病死ではありません。
なんか、あっけなく死んでしまう感じがかわいそうでした。
しかも、主人公との約束がなければ、死ななかったかもしれないと思うと、余計にかわいそうになってしまいます。
まぁ、ヒロインが死んでしまうのですから、それだけで悲しいことなのですが、何か勿体無い感じがしました。もう少し良い描写はなかったのかなと思いました。
あと、私的には、人の死について考えさせられたというよりも、人の生き方について考えさせられました。
他人と関わり合いながら生きていくのも、他人と関わることを避けながら生きていくのも、どちらも正解な気がします。
主人公は最終的に前者を選びますが、後者を選んで生きてきたことを後悔するわけではなく、色んな生き方があり、色んな選択があるんだから、それを選んできただけなんだというような考えを持っているのではないかと思います。
山内桜良を殺した殺人犯・通り魔について
この殺人犯については、元カレではないかなど、見当はずれな考察も多く見られますが、山内桜良を殺してしまったのは通り魔であることは間違いないです。
ただ、この通り魔が誰だったのか・・・それは具体的にはわかりません。
何故なら、この通り魔は誰であろうが関係ないから。
エンドロールでクレジットを出すとしたら、
通り魔
と書かれるだけで、誰でもない、世間を恐怖に落としながら、最後に物語の中に入り込んできて山内桜良を殺してしまう存在です。
なので、具体的にこの通り魔が誰なのか・・・そう考えること自体がナンセンスだと思います。
膵臓の病気でなく通り魔に殺されてしまった理由
この膵臓の病気でなく、通り魔に殺されてしまった結末こそ、この映画が言いたかった事なのかな?と思ったりします。
「どんな状況であれど、人間はいつ死ぬかわからない」
という事ですね。
余命宣告をされているからって、その余命期間を満了できるなんて解からない。
余命半年と言われても、その帰り道にいきなり交通事故に遭って死んでしまう事だってある。
そんな、“あとこれだけ生きられる”というおごりが誰にでもあるのだと思います。
けど、そんな事ないんだよというのを教えてくれる映画な気がします。
ある意味、これは道徳の教科書に載っても良いんじゃないかな?という感じのことですね。
我々は色々な偶然が重なって、今を生きています。
逆に、色々な偶然が重なって命を落とすことだってあります。
椎名林檎さんの曲で「月に負け犬」という曲がありますが
「明日くたばるかもしれない」
とサビで歌われているように、誰もが明日命を落とすかもしれない・・・そういう中我々は生きているということを理解しないといけませんね。
「君の膵臓をたべたい」の感想※アニメ版
原作や実写知らなかったんですが
予告編観てずっと気になってて公開初日に行っちゃいました!!
ストーリー衝撃でした。
気持ちの整理が付かずにえも言われぬ気持にさせられました・・
ネタバレは書きたくないので・・・
私はもう原作や実写は見るつもりはありません。
ヒロインに怠惰に過ごしていた日常の本当の大切さを教えていただきました。
正直ヒロインと主人公の二人の関係性をうらやましくもあり素敵な関係にあこがれちゃいますよねえ・・・
まだ【君のすい臓を食べたい】知らない方いたらぜひ観てほしいです!!
きっと残された時間を過ごす二人の心の繋がりにを見守りながら観てほしいです
最終日にはお休みとってまたヒロインと主人公の二人に会いにいきたいです
オチ以外の予定調和
実写が先でアニメが後でその間があまり離れていないため、実写版を見た人が比較のために鑑賞するケースがワリと多そうな作品。
自分は実写版は鑑賞していません(実写映画自体ほぼ観ません)。
なので作品単体の純粋な感想が述べられると思いますが、実写版の方が評価が高いと言う風の噂を耳にしていたためソチラがどう仕上がってたのかがチョットだけ気になりました。
〝出オチ〟スタイルで話は進行し、オチまでの過程『ナゼそうなったのか』の出来が非常に重要となり、これが作品の善し悪しを大きく揺さぶって決定づけるわけですが、そこは重病とは思えない終始天真爛漫なヒロインと朴念仁的な男子が、平凡ではない日常を展開します。
それが自分の様な女性に縁のなかったオタクのオッサンの妄想と大差ない内容で、どうにも2〜3歩先が予想できてしまい、そして当然のごとくその通りになっていきます。
いささか素直すぎな展開(予定調和)と思え、余命幾ばくもない短い時間をセッセとフラグを立ててるんだなと。
ヒロインはソレを否定?しましたが、まァそう言う妄想的な展開はこの際アリかもです。
ところがそのオチは予想を裏切るまさかの展開となる訳ですが、描写があまりにアッサリ片付けたため印象が薄く、そんなんでいいの?と疑問に変わってしまいます。
ですがこのオチも別の意図を勘ぐります。
ヒョッとして〝不謹慎論〟を警戒したのかな?
ならば余計に、ンじゃ今までのは何だったの?となりかねず、誰にでも起こり得る不幸をなぜワザワザ病気のヒロインに降りかけたのか?
ポジティブな結果に導かれない踏んだり蹴ったりな不幸超過はサスガに疑問が残ります。
終盤に至っては、事の次第の全てを説明しようとした感の間延びが気になります。
星の王子さまっぽい演出のクダリはあのタイミングで必要なんですかね?
命の儚さや人同士の繋がりや絆などの大切さを表したかったのかも知れませんが、映画は娯楽であり国語の授業教材でもないので、個人的には面白いかそうでないかのベクトルでしか観ないし評価しません。
そう言う意味では今ひとつ物足りない作品で、このお話そのものがあまり自分には馴染めず趣味じゃないかな、と言う結論に至りました。
期待していたのとは何か違う
とてもきれいな絵で、「僕」と桜良が生き生きと描かれ、すばらしい作品だと思いました。
人との関わりを避けていた「僕」が、桜良との出会いと別れを通して、大きく変容したことがとても丁寧に描かれていました。
ただ、期待していたのとは何か違う、何か足りないという印象でした。
原作未読のため、そのよさがどこにあるのかはわかりません。
しかし、少なくとも昨年の実写版のような感動は、本作では味わうことができませんでした。
実写版では、桜良の生きざまを通して「今を生きる大切さ」を描き、それが胸にずんと響き、自分の生き方にも影響を与えてくれた気がします。
それに対して本作は、「僕」の成長を描いているように感じ、視線が「僕」に向かってしまい、どこか客観的に見ていたからかもしれません。
結果、目が潤む場面はあっても、泣けるほどの感動はありませんでした。
また、ドストライク級にかわいいヒロイン桜良を、声優のLynnさんがこれまた魅力的に演じていますが、本作ではそれが仇となっているような気がしました。
というのも、いかにもアニメのキラキラヒロインといった感じで、現実感が乏しく感じてしまったからです。
むしろ、「僕」を演じた高杉真宙くんの、場慣れしてない素朴な演技の方が、本作にはマッチしているように感じました。
ついでにいうと、心象風景ともいえるファンタジックというかメルヘンチックな描写も、アニメらしいといえばそれまでですが、正直なんだかなあという感じでした。
いろいろ書きましたが、実写版がよかったので、つい比較してしまっただけのことです。
本作単体で見れば、十分鑑賞に値する作品に仕上がっていると思います。
興味のある方は、ぜひ「僕」の中に咲いた桜を見てきてください。
期待を超えることはなかった。。。
まず小説、実写、アニメと公開になってきたわけですが、小説は最上位が当たり前として、実写のが良かった。というのが正直な感想です。
尺が足らないのは仕方ないにしても、大事な描写が端折られてしまっているのが残念。
端折ってしまうなら実写版くらいざくっときってくれたほうがずっと感動的だったと思います。
結果的にストーリーを追いかけるのだけが大変な映画になってしまっていますね。
作画に関しても、男性的な目線が強すぎて残念。
制服のスカートの下から見上げるようなアングルでの描写は違うんじゃないか?
映画の最初の方から違和感ありあり。
最後の、桜良の遺書のシーンも、その描写はないでしょという違和感。
声優のみなさんの演技はとてもよかっただけに、作画が残念でした。
(しかし、春樹が泣き崩れる場面については、実写版の北村匠海さんの演技のが、原作の説明に近かったなど、私の感じ方と違う演技が多いのは事実ですが)
制作にかなりの時間をかけたのは大変にわかる作品ではありましたが、その分住野先生の世界観を大事にしてほしかったなとおもいます。
sumikaのEDテーマ 春夏秋冬 は泣きました。
曲だけ取らえれば、極端な名曲かというとそんなことはないですが小説も今回の作品の脚本も、おそらく実写版も見てだとおもいますが思いを作り込まれた楽曲のようにかんじました。
キミスイとセットとかんがえたとき私の中では一生心にのこる曲の一つになりました。
実写版のhimawariより、わたしは、キミスイにはぴったりな曲だとおもいました。
期待をしすぎていた感じはありますが、結果的に「ふつう」という評価をつけざるを得ないのが悔しいです。
「君の膵臓をたべたい」は何かを感じさせてくれる映画
色々な感想はありますが、何かを期待しすぎて観るよりも、フラットな気持ちで観ると良いと思います。
フラットな気持ちで作品を楽しめる気持ちがあれば、この映画は凄く良い映画だと思います。
何かを期待したり、先入観を持って観ると、何か違う・・・と思うのかもしれません。
アニメ映画の「君の膵臓をたべたい」はアマゾンプライムビデオで配信されているので、是非楽しんでくださいませ!
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