朝ドラ「スカーレット」の126話のネタバレや感想、あらすじを紹介していきたいと思います。
第21週は「スペシャル・サニーデイ」としてスピンオフ週間になります。
125話では、信作(林遣都)は、親しげに話す百合子(福田麻由子)と同級生の近藤(中山義紘)に嫉妬してしまいます。
そして近藤に百合子への思いを問い詰める。
すると近藤はすでに結婚して子供もいることを明かします。
信作は一安心して、近藤を見送る。それでも照子(大島優子)夫妻も帰って、二人きりになると、信作が百合子に近藤との関係を質問攻めにしてしまいます・・・。
口論になって百合子が店を出て行ってしまう。
ただ一人になった信作。店の電話が鳴り響き、思わぬ客が押し寄せ・・・という感じでした。
126話ではどのような展開になっていったのか紹介していきたいと思います。
【スカーレット】126話あらすじ
信作(林遣都)の質問攻めに怒った百合子(福田麻由子)は出て行ってしまう。
残された信作のもとに、5人組の女性客が来店。
さらに次々と客が押し寄せて、信作は大量注文に慌てる。
やがて百合子が戻ってくると、信作の姿はない。
百合子はラジカセのカセットテープが動いているのに気づき再生すると、信作の声が聞こえてきて…。
その晩、温泉旅行から帰ってきた大野(マギー)と陽子(財前直見)は信作と百合子の意外な様子を目撃。
【スカーレット】126話登場人物
大島優子 、林遣都 、福田麻由子 、マギー 、財前直見
作:三谷昌登
【スカーレット】126話ネタバレ
来週以降、ヘビーな展開が予想されます。
そのための布石だったのかな、今週は。
信作、百合子の2人の時間の中に、初回より今に至るまでの展開をなぞるような回想シーンの連続。
来週は怖いもの見たさと言うか、ちょっと、心配ですね。
感想1
スピンオフで再現されるシーンを見ながら、ドラマ制作陣の悲痛なほどのこんな裏メッセージを聞く思いがしてしてきました。
「私たちは陶芸家とその一家を美化も神格化もしない、広報に示したように、陶芸家とその一家の『人生模様』をドラマ化したのですよ。だから、両親を、娘たちを食い物にせんばかりの専制的な親に仕立て上げたし、事実喜美子も直子も中卒で就職させた。陶芸家になった喜美子は金勘定を外さない生活者として描いたし、直子は時に詐欺まがいの手段を弄しても川原家から脱出を図るようにした。一人百合子を喜美子の幼馴染と恋を成就させ大野家に嫁ぐようにすることで、少しはホッとするドラマにしました。スピンオフで取り上げたシーンは、ドラマの制作意図を視聴者に確認していただくためです。」
ドラマ制作陣は、視聴者や出演者の予想外の反応・反発に対し、上記のような制作陣の声を届けようと、このようなスピンオフにしたように思われます。
感想2
本編とは完全に切り離して、会いたい、逢いたいを回想して、無難にほのぼの終わらせた。なあんだ。
うるさいことを言えば、八郎、喜美子、武志の大きな展開の傍観者であったはずの信作が、彼らのどの段階の時の一日かを意識して、自分たちや照子敏春の夫婦関係を問い直しながら、彼らの夫婦関係のことも思わないはずはない。その設定を使って、本編と間接的にでも絡める結末にしてくれたら、三谷さんという脚本家にもエネーチケーにも最大限の賛辞を惜しまなかったのに。
せっかく夫婦愛のいい形をテーマにしてくれたんだからねぇ。ま、この作品は理屈抜きに見なければ面白さはわからないという鉄則は、三谷作品になっても踏襲された。
この挿入作品の位置づけも、全部を見終わらないと評価できないかな。今日の一番のマイヒットは、うちにもあったあの懐かしいテープレコーダーだった。
感想3
見るからにクラスの中心人物だったであろう彬と交流があり、好意を持たれるようなタイプだった一方で、卒業文集に偽りの家族像を書くという案外コンプレックスが強い面を持っているという事が分かった。
信作がたわいもない雑談を覚えていたことに驚きと感動の表情を見せたあたり、実家ではあまり話を聞いてもらえなかったのかもしれない。信作は、結婚相手としては明らかに「事故物件」である。
百合子はその気になれば、他にいくらでも結婚相手が見つかっただろう。例えば彬のような「優良物件」と結婚する事も可能だったはずだ。
にもかかわらず百合子が信作に惹かれたのは、百合子のコンプレックスに関わるどうしても外せない要素を信作が持っていたからだろう。端麗な容姿に似合わず言動が異様にキモい信作だが、愛情深い両親に育てられたお陰か、善良な心の持ち主であり、意外と観察眼が鋭く、百合子の家庭環境や父親に対する複雑な感情に理解がある。
そういった信作の人となりと、底抜けに明るい両親に惚れて、百合子は信作と結婚したのだろう。
感想4
本作は一人の女性陶芸家としての人生が非常に雑にできていますね。
肝心なことは描かず時間は何度も飛ばして後出しのご都合主義の言い訳じみたセリフで誤魔化して陶芸や信楽焼は添え物にしてそれに人間模様は描かれていなくて見応えがありません。ヒューマンドラマではなく不満が残るドラマになっています。
これは朝ドラの姿として乖離しています。これから盛り上がるところ場違いな特別編を入れてどう見てもこの先のお涙頂戴までのネタがなくなりまた内部のトラブルを回避するため毎日ダラダラ無駄に長いセリフと乏しい回想シーンを流して尺稼ぎでその場しのぎの手抜き特別編であることは誰が見ても明らかです。
さて本作は終盤を迎えこれまでの名作朝ドラと違って盛り上がらず落胆させて朝ドラの合格点の期間平均視聴率20%を割る不名誉な記録を出しそうです。
これから終盤を迎え期待が持てなくなりました。
【スカーレット】126話まとめ
いよいよ本日の放送でスペシャル・サニーデイが終了しました。
次から喜美子の話に戻るのですが、喜美子が号泣している予告がありましたね。
武志の事でこれから色々とあると思います。
その事も含めて、第22週の記事で紹介していきたいと思います。
【スカーレット】第21週あらすじ「スペシャル・サニーデイ」
大野一家の喫茶「SUNNY」では、信作(林遣都)が引き当てた福引きの賞品で、大野(マギー)と陽子(財前直見)が有馬温泉へ出かける。
店は、いつも手伝っている百合子(福田麻由子)が切り回し、信作が手伝うことに。
信作の不器用なマスターぶりに、にこにこしてしまう百合子。
そこに敏春(本田大輔)がやってくる。
思い出話の中で、「信作と13人の女」の話題に。
夫婦の微妙な雰囲気をとりなそうと、敏春が照子(大島優子)のことを愚痴っているうちに本人が現れる。
今度は懸命に照子の機嫌を取り結び、仲直りしたと思ったら、そこに近藤彬(中山義紘)という百合子の中学時代の同級生が。
好青年の近藤は、柔道の心得がある警官で、百合子を憎からず思っていたらしい。
百合子の高校進学のときに喜美子(戸田恵梨香)が頑張ってくれたことなどを楽しそうに話す二人にいらつく信作。
照子に釘をさされていたにもかかわらず、みんなが帰って、百合子と二人になるとねちねちとからんでしまう。
信作の態度に怒って百合子が飛び出してしまったところに、お母さん合唱団がやってきて一気に忙しくなる。
その後も客が途切れず、慣れない信作は一人てんてこ舞いする羽目に。戻ってきた百合子は…。
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